将来に希望が持てないのはなぜか?不安が消えない理由と認知の構造

教えてChatGPT!&格差の構造
ありがちな悩みの例(将来に希望がない・楽しみがない)

最近、どうしても将来に対して希望を持つことができません。

勉強をして、試験を受けて、また次の目標を立てて・・・という毎日の繰り返しに、一体何の意味があるのでしょうか。

たとえ今の悩みが解決しても、また新しい「面倒なこと」や「苦しいこと」が始まるだけのように思えてしまいます。
せっかくの休日でさえ、「これが終わればまた明日から日常が始まる」と考えてしまい、心から楽しむことができません。

周りの友人が将来の夢や趣味の話で盛り上がっているのを見ると、自分だけが空っぽな感覚になり、疎外感ばかりが強まります。
皆さんは、何を拠り所にして、何を楽しみに生きているのでしょうか。

ありがちな悩みの例(20代転職に失敗・将来に希望を持つ材料がない)

29歳です。以前の職場を勢いで辞めてしまったのですが、その後の再就職がうまくいかず、現在は条件の合わない職場で働きながら、毎日後悔と不安の中にいます。

ニュースを見れば、少子高齢化や経済の停滞など、個人の努力ではどうにもならない暗い話題ばかりです。
自分の選択ミスを責める気持ちと、この先の日本でまともな生活を送っていけるのかという社会への絶望感が混ざり合い、どうしても前向きになれません。
一度レールを外れたら、もう二度と安心できる未来は来ないのではないかという恐怖があります。
「将来に希望を持て」と言われても、そのための材料がどこにも見当たらないです。

「将来に希望が持てない」と感じたことはありませんか?

学生であっても、社会人であっても
「何のために頑張っているのか分からない」
「今を乗り越えても、また次の苦しさが来るだけに思える」
そうした感覚を持つ人は、今どき珍しくないようです。
日本の自殺死亡率は主要先進国の中では最も高いという話もあります)

楽しい時間を過ごしていても「この後また面倒なことが始まる」と考えてしまい、素直に楽しめないという人もいます。

一般的には、こう説明されることが多いでしょう。

  • 目標がないからだ
  • 自己肯定感が低いからだ
  • 努力が足りないからだ
  • 社会が不安定だからだ

どれも一因ではあるかもしれませんが、本記事では「将来に希望が持てないのはなぜか」というテーマについて、「頑張ることについて自分なりの意味が繋がっていない」という観点で整理していきます。

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将来に希望が持てない理由は「意味の断絶」にある

行動・動機と未来イメージがつながらない

将来に希望が持てない背景には、行動と未来のイメージが自分の中で結びつきにくくなっている状態があるのかもしれません。

勉強している、働いている、努力している・・・けれど、それが
「どんな自分につながるのか」
「どんな生活につながるのか」

が具体的に想像できないことがあります。

終わりの見えない負担の感覚

  • 受験を終えても就職がある。
  • 就職しても次は昇進や転職の不安がある。
  • 転職してもまた不安がある。

というように、進路や仕事のために頑張っても消耗していくため、人生が「無限に続く負荷のゲーム」のように感じてしまうことがあります。

負荷を受け続けた「この負担がどうせ続くなら、最初から期待しない方がいい」と判断しやすくなります。
そして、希望を持つこと自体がリスクの高い行為のように感じやすくなります。

自分の動機とは関係がなくても、既存のレールに沿って進路や仕事に必要なことをこなしていけば、生活自体は成り立つかもしれません
しかし、その行動自体が心理的な安定や安心をくれるとは限りません

なぜ楽しい時間さえ不安に変わるのか

将来不安が強い状態にあると、楽しい経験をしても「一時的なもの」のように見えることがあります。

本来、楽しい体験はエネルギーを回復させるはずです。

しかし「どうせ終わりが来る」「この後また現実に戻る」と、ふと冷静になったときに喜びは未来の不安に変わることがあります。

これは性格が暗いのが原因ではありません。
人の脳はどちらかといえば、意識しなければネガティブなことを考えやすい傾向があります。

特に心配事がある場合はそれに心が強く囚われて余計にネガティブになることがあります。

自己責任の内面化が希望を弱める

日本社会にある閉塞感というテーマは、時折様々なメディアで取り上げられることがあります。

原因として環境の要因も大きいはずです。
しかし、社会が大きく変わらないため、「自分の能力不足」として処理して「自分の選択が悪かった」と自分を責めるケースもあるようです。

そうなると、心理的には「将来が不安+自分には現実に対処する力がない」という二重の圧力がかかります。

未来に希望を持つには、「自分で欲しい未来を実現できる」という楽観的な視点も必要です。

その感覚が信じられずに弱まれば、状況に対処できないという実感が強くなり、将来への希望も自然と弱くなりやすいです。

社会構造が未来予測を曇らせる

近年では、政治・経済・少子高齢化・格差拡大などの話題が日常的に取り上げられています。
(上記のうちほとんどのテーマは詳しくありませんが、このブログでは格差の構造というテーマを扱っています)

一般的な日本社会の空気として、「頑張っても報われない社会かもしれない」と感じている人もいると思います。

具体的なイメージとしては

  • 不確実な世の中で個人のキャリアが描きにくい
  • 経済の低迷や社会の分断などで未来も明るく見えない
  • 昔みたいに模範的なライフスタイルや生き方がなくなった

といった物があると思います。

こういった二重構造・社会的な空気が、個人の将来イメージをさらに曇らせて、未来・将来に明るい希望を持つ動機を失わせる原因になっていると考えられます。

昔と違って世代で通用するような正解ルートは誰も示せない社会に変わりました。
未来は予測しにくく、先行きに不透明感を抱きやすい状況です。
こういった事実も変化に取り残されるような不安の原因になることがあります。

根本的な問題は「自分の意味づけ」が固定されていること

ここまで整理すると、「将来に希望が持てない」という感情は

  • 意欲・根性の欠如(精神論)
  • 性格の問題
  • 能力の問題

といった単純な話ではなく、自分にとっての行動・意味づけと未来予測の繋がりが崩れている状態として捉え直すことができます。

もしそうだとすれば、必要なのは単なるポジティブ思考ではなく、認識の書き換えかもしれません。例えば

  • 自分はどんな未来を前提に考えたいのか
  • 世間から見た自分以外にどんな基準で自分を評価できるのか
  • そもそも制限がないとしたらどういう生き方がしたいのか
    (自分という物語の中の位置づけを問い直すこと)

希望という感情が起きる前に、その感情の土台として必ず認識の枠組みがあります。

将来が見えないという悩みは、そもそも見えない常識や枠組みが頭にインストールされた状態で未来を見ようとしているから・・・ということもあります。

この視点から考えると、「希望を持てない」という状態は、終わりではなく、前提を問い直す入口とも言えます。

自分の認知構造やパターンについてはこちらの記事でも整理できます。

また、社会や自分の常識について問い直す視点はこちらの記事で整理しています。

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