「真面目なのに要領が悪い」と言われる人がいます。
サボっているわけでもなく、誰よりも丁寧に仕事をしているのに、段取りが悪い、ミスが多い、空気が読めないと言われてしまうことがあります。
真面目にやってて何が悪いのかと思う反面、評価も無視できず、「自分は仕事ができない人間なのではないか」といった悩みを抱えるケースもあります。
よくある悩みの例
実際、相談サイトなどを見ると悩みの内容には似た傾向があるように見えます。
(※以下は、よく見られる相談内容を再構成した例です)
真面目なのに段取りが悪いと言われる
職場の同僚に、すごく真面目なのに驚くほど要領が悪い人がいます。
遅刻もしないし手も抜かないのですが、とにかく段取りが悪くて無駄な動きが多いんです。
もう3か月以上経つのに、いまだに周囲から「仕事が遅い」と注意されていて、見ていて正直イライラしてしまいます。
真面目にやっていれば普通は自然と上達するものだと思っていたのですが、生産性が低いままなのが不思議で仕方ありません。
こういう人はなんでそうなるんですか?
生真面目なのにミスが多く職場で浮いてしまう
派遣の受付をしていますが、自分でも生真面目すぎて融通が利かない自覚があります。
指示は一生懸命聞いているつもりなのに、略語や専門用語が混ざると頭が真っ白になり、結局「話を聞け」と怒られてばかりです。
裏で「ポンコツ」と言われているのを知ってしまい、職場にいること自体が迷惑なのではと落ち込んでいます。
真面目にやろうとすればするほど、周囲との溝が深まっていきそうで怖いです。
どうしたら少しでもできる人になれますか?
このように、真面目なことは良いことのはずが、融通が効かない・効率が悪いという評価を受けて悩んでいるケースが見られます。
真面目なのに要領が悪いと言われる人の共通パターン
こうした相談内容を見ていると共通した構造が見られます。
真面目さと職場で求められるものの衝突
本人は手を抜かず、ルール通りに、正しくやろうとしています。しかし職場で評価されるのは、多くの場合それとは別の部分です。
適度に省略する、状況に合わせる、空気を読む、といった対応が暗黙のうちに求められていることがあります。
本人の意図と職場が求めているものの間にズレがあると、「真面目で仕事ができる」ではなく「扱いづらい」「要領が悪い」という評価になりやすくなります。
ルールそのものを守ることと、そのルールがなぜ存在するかを理解することは、別の話として考えられる可能性があります。
また、真面目にやってる自分が正しい、という前提で動いていると周囲との間にズレが生まれやすくなります。
暗黙ルールの情報量が多い
職場には、マニュアルには書かれていない暗黙のルールが存在する場合があります。
例えば
- 略語
- 業界用語
- 空気を読む会話
- 優先順位の暗黙ルール
- ムダに見えるけど意味がある作業手順
などです。これらを理解していないと、本人は真面目にやっているのに
- ミスが増える
- 話がかみ合わない
- 段取りが悪く見える
という状態になりやすくなります。
仕事に限らず、コミュニケーションを円滑にするには共通で知っていることがないと話が噛み合いません。
仕事であれば業界特有の専門用語や略語は、明示的に教えられなくても共有されている前提として扱われることがあります。
真面目なのに要領が悪いと言われる理由
仕事の評価は努力量だけでは決まりません。
多くの場合、評価されるのは
- 優先順位の付け方
- 段取り
- 情報処理の速さ
- コミュニケーション
といった要素です。
つまり、真面目さは基礎能力であって、それだけでは成果に直結しないという構造があります。
もう少し抽象的に見ると、情報処理をするパターンの違いという視点で説明できる場合もあります。
人は仕事をするとき、すべてを一から考えているわけではありません。
多くの場合、
- 優先順位の付け方
- 段取り
- 会話の流れ
などを、過去の経験から作られたパターンで処理しています。
しかしこのパターンが十分に形成されていない場合、何とか実力を補うために、慣れているパターンである「真面目さ」で処理しようとする行動を選びやすいです。
このため
- 優先順位が分からない
- 力を入れる場所を間違える
- 無駄な作業が増える
といった状態になりやすくなります。
結果として、努力しているのに要領が悪く見えるという状況が生まれるのです。
真面目なのに要領が悪いのは処理パターンの差という可能性
真面目さは仕事においてマイナスではありません。
ただ、真面目であることと、職場の中で処理されているパターンを共有していることは、別の問題である可能性があります。
もし「要領が悪い」という評価が性格の問題ではなく、情報処理のパターンの差から来ているとしたら、この状況も少し違った見え方になるかもしれません。
「振り回されっぱなし」の毎日に、終止符を打つために
多くの悩みの背景には、周りに振り回される自分への不快感やどうにもならなさがあります。
私たちが生活のどこかで周りに振り回されたり、生きづらさを感じるのは、自分の人生のハンドルをいつの間にか誰かに握らせるのが当たり前になるからです。
「世間体」や「空気」といった見えないルールに縛り付けられ、いつの間にか自分の本音で世界を見ることを忘れてしまったような気がしませんか?
私はその状態を「認知の檻」と呼んでいます。
認知の檻の中にいる限り、どれだけ必死に頑張っても、他人のルールで踊らされ、人生を振り回される消耗戦からは抜け出せません。義務教育のように社会や誰かから教わる機会も平等にはありません。
以下のロードマップでは、こういった窮屈な日常の「裏側の仕組み」を暴き、自分の人生を自分の手に取り戻すための「思考のヒント」を整理しています。
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