普通に会話していたつもりでも、後から思い返して
「常識に欠ける変なことを言ってしまったかもしれない」
「空気が読めなくて、相手を傷つけてしまったのではないか」
と気になってしまうことがあります。
多くの場合は気のせいとして流せることもありますが、コミュニケーションでの衝突が多いとそうもいかない場合があります。
空気が読めず非常識な行動をしてしまう悩みの例
昔から空気が読めず、大切な場面で非常識な行動をとってしまいます。
最近も友人を傷つけてしまい、謝ったのですが不安で震えが止まりませんでした。
これまでも、咄嗟に出た言葉や行動がおかしいと周りに怒られてばかりでした。
相手にも事情があるというより「自分が全部悪い」と感じてしまうことが多いです。
今では自分の言動が周囲からどう見られているのかが気になり、人の目を意識してしまいます。
気をつけていても無意識にやらかしてしまうので、性格というより生まれつきの欠陥ではないかと不安になります。
この先も人間関係で同じことを繰り返してしまうのではないかと怖く感じています。
空気が読めない悩みによく言われる説明
こうした悩みに対して、よく言われるのは次のような説明です。
・気にしすぎ
・自信がない
・コミュニケーション能力の問題
もちろん、そうした要素が関係していることもあります。
人から言われたり怒られたりした覚えがあまりない場合は、単に気にしすぎの可能性があります。
しかし、異なる場面・人から何度も注意された覚えがある場合は、コミュニケーションに何か問題がある可能性が高いです。
まずコミュニケーションというのは、自分の考えだけでは成立しない行為です。
言葉の意味や意図が相手に理解できる形で伝わる必要があります。
また、自分の振る舞いは、その場や相手にどういう意味で伝わるかどうか、状況に適しているかを考えて選ぶことも重要です。
ですが、頭でわかっていてもできないケースがあります。
空気を読めない・常識がないという問題は、単純な性格の問題だけで説明されることもありますが、それ以外の要素も含んでいるからです。
空気を読むという行動は何で決まるのか
人は会話の中で、言葉だけでなく様々な情報を同時に処理しています。
- 相手の表情
- 場の雰囲気
- 関係性
- 暗黙のルール
こうしたものを同時に読み取って自分の行動を決めています。
日常で必須ともいえる判断能力ですが、これらは学校で教えられるものではありません。
常識や空気はどこから生まれるのか
多くの場合、人は育った環境の中で自然と学んでいたり、本から得た知識や実際の経験の中で少しずつ学んでいきます。
そのため、過去の環境や経験によって、常識や空気を読むという感覚の身につき方に差が生まれることもあります。
例えば、コミュニケーションが苦手な人でも、うまく話せる相手とそうでない相手がいるのではないでしょうか。
上手く話せる相手は、自分と相手の情報処理のギャップが小さいため、会話しても違和感があまりないと考えられます。考えていることが似ているといっても良いと思います。
一方で苦手な人が相手の場合、自分と相手がその会話の中で考えている量・判断の質に大きなギャップが生じている可能性があります。
その場合、相手から見て状況が分かってないように見えるため、空気が読めない・非常識だと言われることがあります。
常識というのも縛られすぎるとよくない影響がありますが、その場にある暗黙のルールのようなものを理解していると、人と衝突する場面は少なくなります。
常識は絶対的なルールというより、その場の環境や集団によって無意識的に共有されているものです。
そのため、ある場所では普通の行動でも、別の場所では非常識に見えることもあります。
就活を例にすると、業種によるのかもしれませんが、特に指定がない場合は黒髪・スーツで行くのが常識です。
就活に関しては学校や親などが教えてくれると思いますが、場所や場面ごとに全部教えてくれる人はいません。
空気や常識というのはその場の人・目的・状況で、ある程度判断がつくものです。誰しも長い目で見て状況を予測しています。
何を判断・予測してるかというと、その状況に適応するにはどうしたらいいかということです。
こういったコミュニケーション力や判断力の背景には認知の仕組みが関係しており、こちらの記事でも似たようなテーマを整理しています。
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